千歳市は、東西に長く、西部は山岳地帯、東部は丘陵地帯、中央部はほぼ平坦な市街地や空港が形成されています。
年間の気温分布は、長野県軽井沢とほぼ同じ。降雪量も道内では少ない地域で、大変過ごしやすい街です。
千歳市は、太平洋と日本海の気象の影響を受ける分岐点に位置しており、年間の平均気温は7度から8度、最高気温は30度程度となっています。
夏の最高気温が30℃を超えることはほとんどなく、真夏でも夜には涼しくなるので、一般家庭では扇風機を利用するくらいで、クーラーを利用する人は少ないです。
冬の寒さを心配する人が多いのですが、北海道の住宅は断熱がしっかりしているので、家の中では寒さを感じることはありません。家の外は寒いのですが、外出は車を利用する人が多く、防寒服を利用すれば問題ありません。
※気温分布は年により変動することがあります。
日本海側が比較的降雪量が多く、近年5か年の降雪量平均の比較では、千歳市は札幌市のおよそ半分となっています。
千歳市の除雪情報については、こちらをご覧ください。
本州から新千歳空港に着き、一歩外にでると「空気が澄んでいる」、「空気がおいしい」と感じる方が多いと思います。
千歳市域の約55%が森林地帯で、支笏湖周辺の国有林山岳地域では、トドマツ・エゾマツなどとの針葉樹林が広がり、その森は市街地まで続いています。
市街地周辺にある広大な森林地帯の木々は、きれいな空気を生み出し、澄み切った空気を提供してくれています。 あなたも北海道・千歳に移住して、きれいな空気の中で深呼吸しませんか。
(※)浮遊粒子状物質とは、大気中に存在する粒子状物質であり、粒子の直径(粒径)が10μm(0.01mm)以下の非常に細かな粒子のこと。その小ささのため軽いので、すぐには落下せずに大気中に浮かんで(浮遊)しています。
支笏湖から市街地に続く森林地帯(涵養林)に降った雨や雪は、長い年月を掛けて地中で浄化され、内別川の源流部の川底から湧き出し、その水量は源頭部で一日約13,000m3を記録し、60数ヵ所の湧水が集まる千歳川の合流点では一日約60,000m3に達します。
また、この「ナイベツ川湧水」は環境省の「名水百選」選定当時の良好な状態が続き、千歳市は贅沢にもこの湧き水を市民の飲み水(上水道の主水源)として利用しています。
千歳市民は、「目には見えない」自然の浄化作用で作られた「おいしい水」という恵みを与えられています。