北海道は、外の気温は寒いんだけど、
土地柄が温かいんですね。

文京地区 T様(ご主人様、奥様)

―新築のお家に引っ越したばかりなのに、取材におしかけてしまってすみません。
  お二人とも北海道出身ではないそうですね?

ご主人様(以下、主):
私は横浜生まれで、ここへ来る前は江ノ島の辺りに住んでいました。
奥様(以下、奥):
私は島根県生まれです。
主:
ただ、32年ほど前に札幌で2年ほど仕事の関係で真駒内に住んでいたこともありました。それで北海道が気に入ったんです。

―どこが気に入ったんですか?

主:
外の気温は寒いんだけど、土地柄が温かいんですね。
真駒内にいたのは息子が幼稚園に入る頃。社宅の裏に小さな公園があって、そこで近所の子ども達が短いスキーやソリで遊んでたりしていました。
昔ですから、1年生から6年生までみんな集まって。その中にガキ大将がいて息子の面倒見てくれたりしてね。
それと、人口密度が低くて人と人との物理的な距離がとれて、だからおおらかなのかな、という気もしました。
奥:
空気が美味しくて、人が優しくて、お水と食べ物が美味しい。これって人間が生きていく絶対条件ですよね。それが全部、一気に手に入っちゃった、みたいな感じ。

―移住を考えたのは?

主:
もう15年以上前からですかね。ニュージーランドに友達が住んでいてそこに何回も遊びにいっていたんですが、あそこも人と人との距離感とか、空気の澄み具合とか、建物の配置だとか、そういったものが非常に自分達に合うんです。
ニュージーランドへの移住もいいかなと思ったりもしたんですけどなかなか難しい。それでどこかいいところないかなと探してはいたんですね。前に住んでいた場所もロケーションは非常に良かったんですよ。ただ、隣の人との距離が短いんです。それでだんだんだんだん息苦しくなった。
それこそ歩いて5分ぐらいのところに大きな公園もあるし、すぐ前は海で、左を見れば江ノ島、右を見れば富士山と景色も良かったんだけど、なんせ人がいっぱいいる。ちょっと疲れたな、っていうのもあったんですよ。

―息苦しくなってしまったんですか?

主:
ずっと横浜生まれで横浜育ちでしたから、横浜にいる時は息苦しく感じなかった。ただ、江ノ島の方はそれだけいいロケーションであっても、やっぱりなんていうのかな、ちょっと移動しただけで別の場所っていう印象はぬぐい切れなかった。観光地でもあるしね。
奥:
ちょっと閉塞感も感じてしまって。
主:
それで情報を集め始めたんです。
奥:
最初に見たのは九州の方だったんですけど、テレビに写っていたお家が凄く素敵だったんです。「いいね」って話していたら、周りから「台風来るよ」って言われて。
家は国際空港が近いことが始めから条件としてあったので、北海道から順に見ていこうとしたら新千歳空港が最初だったんです。それでインターネットで検索し始めたら素敵なお家がたくさん並んでいるところがあって。それが泉沢向陽台でした。
主:
インターネットショッピングで土地まで買ってしまった感じです(笑)。

―国際空港に近いのが条件だったんですか?

奥:
息子がアメリカに住んでいるので、日本に帰ってきたときにアクセスが悪いと困りますので。
主:
江ノ島の方から成田空港まで、高速が空いていたら1時間、渋滞してたら4時間ぐらいでした。
息子は飛行機を飛ばす仕事をしているので、仕事でちょこっと寄ったりする可能性もないではないので(笑)、空港が近い方がいいと話していたんです。
奥:
見に来てみたら、空港に降りるとき、本当にニュージーランドにそっくりだったんです。空港から街に来るまでも森がずっと続いていてそっくりだし。ビックリしました。
主:
私はことさらそう思わなかったけど(笑)。

―住んでみていかがですか?

奥:
家が建つ前、昨年末ぐらいから向陽台の中にあるマンションを借りて、4ヵ月半ほど暮らしているんですが、「千歳は雪が少ない」って聞いていたのですけど、意外と多いなと感じちゃいました。向こうでは降っても10センチぐらいでしたから。
主:
私は少ないと感じましたよ。真駒内から比べたら少ない。昔はもっと雪も多かったですからね。
和と洋の雰囲気を併せ持つT様邸

和と洋の雰囲気を併せ持つT様邸

リビングもゆったりひろびろ

リビングもゆったりひろびろ

窓からの景色はご夫婦のお気に入り

窓からの景色はご夫婦のお気に入り

インテリアもナチュラルテイスト

インテリアもナチュラルテイスト


車の運転は問題無いですか?

主:
当時はスパイクタイヤでしたし自家用車は無かったので比較にならないかもしれませんが、今はスタッドレスで、もの凄い楽ですね。
ただ、北海道の走り方には慣れないですねぇ。走り方が個性的な方が多いですね。

―アウトドアはお好きですか?

主:
いえ。キャンプしたりとかバーベキューしたりとか、いわゆるアウトドアとかはほとんどやらないです。
奥:
私もアウトドアは今までやってこなくて、インドア派。
でも、向陽台に来て、タウン情報誌にクロスカントリースキーの募集が載っていたんです。“北海道イコール、スキー”のイメージがあったので、是が非でもスキー習いたくてコースに入ったんです。そしたらはまっちゃって。楽しかったです、すっごく!街の中にテニスコートもありますよね。雪が溶けるのが楽しみです。

―他に、こういう生活をしてみたいという希望はありますか?

奥:
スキーを覚えたい。
あと、向陽台を歩いていて、知らない人に「おはようございます」って言ったら「おはようございます」って返してくれてすっごく嬉しかったんです。知らない人に挨拶を返してくれるって、向こうでは無いことでした。
私、パッチワークするんですけど、パッチワークを通じてお友達をたくさんつくりたいです。
主:
アウトドアという言葉で規定されるようなものではないんですが、とにかく歩いたり自転車で走るのは子どもの頃から好きで、暇さえあれば走りまわっていました。 この辺は鳥がいっぱいいるんですね。北海道に来て初めてアカゲラを見ました。向陽台の公園の中を歩いていて。アカゲラとハシブトガラかな?こっちに来て初めて見る鳥がまだまだいっぱいいるはず。シジュウカラって向こうにもいますけど、ゴジュウカラもこっちに来て初めて見たんです。普通の鳥は頭を上にして枝を登っていくのが普通らしいんですけど、ゴジュウカラは頭を下にして逆さまになってる。そういうのを見て「あぁ、本当だ」って。
あと、向陽台に来てエゾシカとキタキツネを初めて見ました。いわゆるアウトドアっていうのでは無いんですけど、こうやって歩いているといろんなものが見ることができて非常に楽しい。こういうのは、ずっと続けていきたいです。

【取材日:平成23年3月15日】